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「特定技能」の許可人数が少ない理由は?~その3

 特定技能外国人の採用人数が伸びていない理由については、採用ルートごとに分析する必要があります。特定技能外国人の主な採用ルートは以下の4つとなります。今回は4のルートの人材が少ない背景をお伝えします。

1.海外に住む元技能実習生
2.海外に住む技能試験と日本語試験に合格した方
3.国内に住む現技能実習生
4.国内に住む技能試験と日本語試験に合格した方

 日本国内でもすでに”宿泊”や”外食”分野など試験が実施されておりたくさんの合格者がでています。これまでの合格者数などを合計するとおそらくこの2分野だけでも1000人以上の合格者が出ているのではないかと予想されます。にもかかわらずこの人材が採用数(在留資格の許可人数)につながっていない理由は、この日本国内試験(以下「国内試験」)を受験している外国人の現在の在留資格が関係しています。国内試験を受験している方の多くは”留学生”です。それも日本語学校や専門学校に通っている留学生が大半を占めていると予想されます。そのため、現在通っている学校を卒業後に特定技能外国人として就職する、というパターンが多いと思われます。

 実際、当事務所で申請中の特定技能のご依頼(外食分野)の中にも先日専門学校を卒業された方がおられます。日本全国でこの春卒業を迎える留学生(のうち国内試験合格組の皆さん)が特定技能の許可を得ることができるのはこの3月から4月にかけてということになります。ですから、今年の6月に発表される特定技能に関する集計では、この国内試験組の許可人数がある程度増えているのではないかと予想しています。

 今回は上記4の採用ルートの人数が伸びていない理由について見てきました。次回はどのような会社が特定技能外国人を受け入れることできるのかについてお伝えしたいと思います。当事務所が実際にご依頼を受けて申請をしたところ「特定技能外国人を受けいれることができるのは○○がある会社」という結論に至りました。○○には何が入るのか次回のコラムを楽しみにしていただければと思います。

 お読みいただきありがとうございました。

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