ASEO(東京)「外国人材受け入れ企業に求められる対応」
2019年10月31日、東京日本橋にて一般社団法人外国人材雇用適正化推進協会(ASEO)のセミナーが開催され講師を務めました。
同様のタイトルですでに数回お話しさせていただいているのですが、今回のセミナーでは採用と定着に成功している企業が外国人社員と共有できている4つのエンゲージメント(共感ポイント)についてお伝えしました。
当事務所の追跡調査によると外国人社員が定着している企業は、①会社の理念、②業務のやりがい(自己成長)、③同僚や上司(人)、④給料・待遇のいずれかで外国人社員が価値を感じているということが分かってきました。
そのため採用担当者はこの4つのいずれかを強化または言語化することで採用活動において求職者に効果的にアピールすることができます。
例えば当事務所のお客様のあるホテルは地域一番の規模と高価格を売りにしています。
この特徴を採用活動用に言語変換すると”お客様に富裕層が多いホテル”、となります。
そうすると、責任は重く緊張感はあるがそのような方たちと接することでしか得られないものがある、と気が付く人材が集まってきます。
実際、当事務所が採用コンサルさせていただく企業の多くは給料以外の部分のエンゲージメントを言語化することで外国人の就職先として選ばれています。
質の高い外国人を採用したいが給料面で東京の同業者には勝てないと思っておられる地方企業の採用担当者は少なくありませんがそんなことはないということを数社の事例を通してお伝えしました。